ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は4月28日、いわゆる「組織内違法コピー」撲滅のため世界各国のBSAが開設している「情報提供窓口」に2009年に寄せられた違法コピー関する通報結果と傾向をまとめ、発表した。2009年の通報総数は前年比34件減の510件となっている。ワースト1および2の業界は2008年と同様であったが、「ソフトウェア関連業界」は111件で、前年比で約26%増加している。また、前年ランク外だった「建設・不動産業界」が約37%増の41件でワースト3となった。一方、2008年に32件の通報でワースト3だった地方自治体を含む「公共関連」は、2009年はワースト5と改善が見られる。2009年のワースト3の業界は「ソフトウェア関連業界」「マスコミ関連」「建設・不動産関連」となっている。なお、新たな不正取引の手口として、プロダクトキーの情報やプロダクトキーが記載されたCOA(出所証明書)ラベルのみをネットオークションで出品するなどのケースが増加しているという。http://www.bsa.or.jp/press/release/2010/0428.html