独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は4月12日、株式会社ジャストシステムが提供する日本語ワープロソフト「一太郎シリーズ」における脆弱性に関する注意喚起を発表した。同ソフトには、文書ファイルを読みこむ際に、任意のコードを実行される脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると同ソフトがインストールされたコンピュータ上で、任意のコードが実行される可能性がある。具体的には、同ソフトのユーザがWebブラウザやメール経由で細工された文書ファイルを閲覧した場合に、不正プログラムをインストールされる、データを変更・削除される可能性がある。特に、Webブラウザで閲覧した場合、Webブラウザの種類や設定によっては、ダウンロード後に開くといった操作を行わなくても、悪意あるURLにアクセスするだけで被害を受ける可能性がある。結果として、コンピュータを悪意あるユーザによって制御される可能性がある。なお、ジャストシステムでは同ソフトの脆弱性を解消した最新バージョンを提供しており、バージョンアップすることで対策できる。http://www.ipa.go.jp/about/press/20100412.htmlhttp://jvn.jp/jp/JVN98467259/http://www.justsystems.com/jp/info/js10001.html