一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月8日、2010年1月1日から3月31日における「JPCERT/CC インシデントハンドリング業務報告」および「JPCERT/CC 活動概要」を公開した。インシデントハンドリング業務報告によると、同時期にJPCERT/CCが受け付けた報告のうち、コンピュータセキュリティインシデントに関するものは2,488件で、前四半期と比較して約2割増加した。また、国内外の関連するサイトとの調整を行った件数は1,005件で、前四半期から約7割増加している。活動概要では、トピックスとして「Webサイト改ざん型の攻撃の報告は減少に転じたが、依然として高いレベルで発生(本四半期のインシデント報告の傾向)」「オープン技術の浸透を受けて活発な議論―制御システムセキュリティカンファレンス2010」「サイバー演習・CSIRT機能構築支援・セキュアコーディングセミナー(アジア地域での多角的連携活動)」「フィッシングサイトURL 情報の提供や、啓発・教育コンテンツの拡充(フィッシング対策協議会事務局の運営)」の4点を挙げている。http://www.jpcert.or.jp/ir/report.htmlhttp://www.jpcert.or.jp/pr/index.html