技術研究組合 超先端電子技術開発機構(ASET)、住商情報システム株式会社、日本電気株式会社(NEC)、富士通株式会社は2月18日、経済産業省からの委託研究である「セキュア・プラットフォームプロジェクト」の技術を利用した実証実験に成功したと発表した。本プロジェクトは、部門の壁を越えた情報システムの全体最適化を目的としたもの。サーバ統合に必要な仮想サーバ環境の信頼性セキュリティの強化に関する研究をASETが受託し、その組合員である富士通とNECが研究開発を行った。今回の実証実験には、プロジェクトの研究開発と関係しない第三者として住商情報システムが参加し、システムインテグレータとしての立場から実証実験を行っている。この結果、障害の局所化による業務システムの信頼性の向上と、統制ルールの遵守・徹底に要する運用コストの削減を実証することができたという。なお、2月26日に開催されるセキュア・プラットフォーム推進コンソーシアムの成果報告会において、今回の実証実験の内容紹介および実証実験システムを利用したデモを予定している。http://spf.jeita.or.jp/100218SPF-release.pdf