富士通株式会社および株式会社富士通研究所は1月18日、インターネット通信などの新暗号技術である楕円曲線暗号について、現在標準的に用いられているRSA暗号との精密な強度比較基準を策定することに成功したと発表した。今回の成果により、楕円曲線暗号が従来よりも数千倍程度相対的に高い強度であると考えられることが判明した。今後は得られた強度比較基準に基づき、最適な暗号システムを構築することで、インターネット通信などをより安全かつ便利に使用することが可能になる。 なお、本成果の一部は、独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)の委託研究「適切な暗号技術を選択可能とするための新しい暗号技術の評価手法」によるもの。また本技術の詳細は、1月19日から22日に香川県高松市で開催される「暗号と情報セキュリティシンポジウム」で発表される。 http://pr.fujitsu.com/jp/news/2010/01/18-1.html