一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月12日、2009年10月1日から2009年12月31日における「JPCERT/CC 活動概要」を発表した。同時期のトピックスとして、「急増したWebページ改竄届出への対応」「中国インターネットセキュリティ事情等の海外動向をIW2009で発表」「セキュアコーディング技術の普及活動の拡大」「『Security Day 2009』を共催」「FIRST TC やマルウエア対策研究人材育成プログラムへの技術的貢献」を挙げている。 活動概要では、JPCERT/CCが本四半期に受け付けた届出のうち、コンピュータセキュリティインシデントに関する届出は2,048件(届出を受けたメール、FAXの延べ数は2,414通)、IPアドレス別の集計では2,229アドレスであった。また、国内のサイトを装ったフィッシングサイトに関する届出件数は、前四半期の104件から141件に増加した。同時期には11件の注意喚起情報を提供している。脅威の動向としては、「Gumblar」などと呼ばれるマルウェアが静かにその感染範囲を拡大したことを特筆できる点として挙げている。 http://www.jpcert.or.jp/pr/2010/PR0100001.pdf