フォーティネットジャパン株式会社は1月6日、「2010年のセキュリティと脅威の動向予測」を発表した。発表によると、2010年は絶え間ない変化の年になると予測している。クラウド、ソーシャルメディア、仮想化技術の導入の促進によりネットワークの境界線があいまいになる一方で、ランサムウェアやCaaS(攻撃代行サービス)のようなサイバー犯罪の新しい手法が、疑うことを知らないユーザをおびき寄せ、多くの企業に脅威を与える。 このような脅威に対し、セキュリティ体制は物理的な場所に縛られたアプローチから、データや情報を中心にしたセキュリティ設計に移行しなくてはならないとしている。また動向予測では、仮想化に対応したセキュリティや、情報中心のセキュリティが必要になること、クラウドベースのサービスが企業に多くのリスクと脆弱性を生じさせること、セキュリティデバイスに、より多くのネットワーク機能が盛り込まれるようになることなどを挙げている。 http://www.fortinet.co.jp/news/pr/2010/pr010610.html