2009年は、USBメモリによる感染が常套化した1年(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

2009年は、USBメモリによる感染が常套化した1年(トレンドマイクロ)

 トレンドマイクロ株式会社は1月7日、2009年12月および2009年年間のインターネット脅威マンスリーレポートを発表した。発表によると、2009年12月の不正プログラム感染被害の総報告数は1,646件で、2009年11月の2,262件から減少している。不正プログラム感染被害報告数ラ

製品・サービス・業界動向 業界動向
 トレンドマイクロ株式会社は1月7日、2009年12月および2009年年間のインターネット脅威マンスリーレポートを発表した。発表によると、2009年12月の不正プログラム感染被害の総報告数は1,646件で、2009年11月の2,262件から減少している。不正プログラム感染被害報告数ランキングでは、11月に引き続き、感染コンピュータのユーザ情報やFTPサーバへのログイン名とパスワードを盗み出そうとする「TSPY_KATES」が1位となった。「TSPY_KATES」は「JS_GUMBLAR」が埋め込まれた正規のWebサイトにアクセスした結果、他サイトにリダイレクトされ、感染する例が確認されている。ランキングの1位は「TSPY_KATES」(114件)、2位は「MAL_OTORUN」(90件)、3位は「WORM_DOWNAD」(68件)、4位は「JS_GUMBLAR」(33件)、5位は「MAL_XED-10」(16件)となっている。

 2009年年間では、不正プログラム感染被害の総報告数は45,310件で、2008年同期の56,880件から約20.3%減少した。USBメモリ関連の不正な設定ファイル「MAL_OTORUN」の報告が集中し、USBメモリ経由の感染が目立つ1年となった。「MAL_OTORUN」は2008年8月以来15ヶ月連続で1位となり、年間の報告数は3,617件と、2008年と比べて約750件増加している。総報告数の約8.0%を占め、前年の5.0%より大幅に増加しており、USBメモリによる感染が常套化したと言える。年間ランキングの1位は「MAL_OTORUN」(3,617件)、2位は「WORM_DOWNAD」(1,538件)、3位は「BKDR_AGENT」(784件)、4位は「TSPY_KATES」(470件)、5位は「TSPY_ONLINEG」(467件)となっている。

トレンドマイクロ:インターネット脅威マンスリーレポート - 2009年12月度
http://jp.trendmicro.com/jp/threat/security_news/monthlyreport/article/20100107013910.html

トレンドマイクロ:インターネット脅威年間レポート - 2009年度
http://jp.trendmicro.com/jp/threat/security_news/monthlyreport/article/20100107014909.html
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×