カスペルスキーは1月4日、2009年12月の「マルウェアマンスリーレポート」を発表した。最初のアクセスで検知・駆除されたマルウェア、アドウェアおよび潜在的に危険なプログラムのTOP20をリストアップしたランキングは比較的状況が安定しているが、「Packed.Win32.Krap.ag」は11月に初めてランクインしたのち今回3ランク順位を上げて15位となっている。また、オンラインゲームにクイックアクセスできるツールバーに見せかけてインストールさせるプログラム「GamezTar.a」は、第6位にランクインした。 2つめのランキングは、Webアンチウイルスコンポーネントの統計結果で、インターネットの状況を反映しているもの。1つめのランキングと比較すると、2つめのランキングでは変化が見られた。首位は「Gumblar.x」だが、このマルウェアに感染したWebサイトの感染駆除も進んでおり、12月のダウンロード試行回数は11月の4分の1まで減少した。1つめにランクインした「Krap.ag」は、今回2つめのランキングで8ランク順位を上げており、同プログラムによるダウンロード試行回数は先月比で50%増となっている。 http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207578796