株式会社Kaspersky Labs Japanは12月4日、2009年11月の「マルウェアマンスリーレポート」を発表した。レポートによると、11月は先月までの傾向を踏襲する状況となっている。サイバー犯罪者が最も頻繁に使用するマルウェアの拡散方法は、悪意あるスクリプト、エクスプロイトおよび実行ファイルを組み合わせる方法で、特にユーザの個人情報および資金の盗用を目的として使用されている。 このようなマルウェアの代表的なものとしては、「Trojan-PSW.Win32.Kates」(Gumblarによる攻撃は当初このマルウェアのダウンロードを目的として計画された)、スクリプトダウンローダやメール大量送信を使用して拡散する「Trojan-Spy.Win32.Zbot」、および偽のアンチウイルスソフトウェアが挙げられる。また、テンプレートを使用して制作されたWebサイトを利用して偽のアンチウイルスソフトウェアを拡散させる傾向も引き続き見られた。 http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207578794