プログラム開発環境「Delphi」に感染する「TROJ_INDUC」の被害が拡大(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

プログラム開発環境「Delphi」に感染する「TROJ_INDUC」の被害が拡大(トレンドマイクロ)

 トレンドマイクロ株式会社は9月3日、2009年8月のインターネット脅威マンスリーレポートを発表した。発表によると、2009年8月の不正プログラム感染被害の総報告数は3,576件で、2009年7月の5,097件から減少した。不正プログラム感染被害報告数ランキングでは、主にUSBメ

製品・サービス・業界動向 業界動向
 トレンドマイクロ株式会社は9月3日、2009年8月のインターネット脅威マンスリーレポートを発表した。発表によると、2009年8月の不正プログラム感染被害の総報告数は3,576件で、2009年7月の5,097件から減少した。不正プログラム感染被害報告数ランキングでは、主にUSBメモリを悪用する不正な設定ファイル「MAL_OTORUN」Windowsの脆弱性を狙うワーム型不正プログラム「WORM_DOWNAD」ともに報告数が減少した。しかし、感染したWebサイトにアクセスしたユーザを別の不正なWebサイトに誘導する「JS_GUMBLAR」が先月の圏外から3位に上昇しており、Web改ざんなどの攻撃が増加している。

 8月後半には、プログラム開発ツールベンダのボーランド社製のプログラム開発環境「Delphi」のバージョン4.0、5.0、6.0、7.0に感染する「TROJ_INDUC」が確認され、感染報告数ランキングでも4位にランクインしている。実際に、「TROJ_INDUC」に感染した開発環境で作成されたと思われるアプリケーションが無料ツールの配布サイトなどで公開されていたケースも確認されており、また企業でも社内ツールなどを作成する際にも利用されているため、社内環境がそのまま感染してしまったケースも報告されている。ランキングの1位は「MAL_OTORUN」(265件)、2位は「WORM_DOWNAD」(94件)、3位は「JS_GUMBLAR」(47件)、4位は同数で「TROJ_INDUC」および「TROJ_FAKEAV」(40件)となっている。


http://jp.trendmicro.com/jp/threat/security_news/monthlyreport/article/20090903031019.html
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×