Microsoft Video ActiveXコントロールの脆弱性に関する検証レポートを公開(NTTデータ・セキュリティ)
NTTデータ・セキュリティ株式会社は7月8日、Microsoft Video ActiveXコントロールに存在する脆弱性について実際に検証した「Microsoft Video
ActiveXコントロールの脆弱性に関する検証レポート」を公開した。
製品・サービス・業界動向
16views
NTTデータ・セキュリティ株式会社は7月8日、Microsoft Video ActiveXコントロールに存在する脆弱性について実際に検証した「Microsoft Video ActiveXコントロールの脆弱性に関する検証レポート」を公開した。
この問題は、最近、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリの972890として公開されたもので、細工されたWebページの閲覧、HTMLメールの表示または添付ファイルを開いた場合に、そのローカルユーザーと同じ権限が奪取される恐れがあるというもの。原因は、ビデオの録画・再生のときに利用されるコンポーネントであるMicrosoft Video ActiveXコントロールの脆弱性で、IEを使用している場合、任意のコードをリモートから実行されてしまうことが確認されている。
今回の検証では、Internet Explorer 7がインストールされたWindows XP SP3をターゲット環境として用意。細工を施したWebページへアクセスさせることで任意のコードを実行させている。これにより、リモート(CentOS)からターゲットへリモートログインが行えることが確認でき、ターゲットを操作できることを実証している。
影響を受けるOSは、Windows XP/Windows Server 2003。現在、修正プログラムは作成中となっており、同レポートでは対策案として、Video ActiveXコントロールを無効にすること、IEを利用せず、影響を受けない他のブラウザを利用することなどを推奨している。なおVideo ActiveXコントロールの無効化については、マイクロソフトが自動で行うページを公開している。