株式会社Kaspersky Labs Japanは5月4日、2009年4月のマルウェアマンスリーレポートを発表した。これは、カスペルスキーセキュリティネットワーク(KSN)の結果をもとに、最も蔓延しているウイルスをふたつのランキングにまとめたもの。発表によると、4月のランキングでは、新たにランクインした「Virus.Win32.Virut.ce」および「Exploit.HTML.CodeBaseExec」に注目している。「Virus.Win32.Virut.ce」は、新しい亜種が毎日出現しており、ボットネットを拡大しようとしている。一方「Exploit.HTML.CodeBaseExec」は、2004年に初めて検知されたもの。セキュリティアップデートを行っていない、または古いバージョンをそのまま使用している Internet Explorerユーザを狙っている。