立命館中学校・高等学校は2月12日、同校の生徒および卒業生の成績や氏名・住所などの個人情報等が記録された外部記憶媒体(外付けHDD)の紛失が判明したと発表した。同校の男性教諭(担当:理科)が2009年1月より校内の理科教員室(物理・化学準備室)内のPCに外部記憶媒体を接続し、生徒の個人情報等の各種データの保存・管理をしていた。教諭は2月6日夜までPCと外部記憶媒体を使用し、机の上に置いたまま施錠をして帰宅した。翌2月7日朝8時30分に当該教諭が出勤し、PCに接続していた外部記憶媒体がないことに気づき、捜索を経て2月9日に伏見署に被害届を提出した。2月9日から11日にかけ、紛失した情報の特定を行うとともに、在校生へのお詫びと報告、所管官庁への報告を行っている。 紛失した外付けHDDには、以下の情報が記録されていたことが確認されている。・同教諭が担当していた科目の受講者氏名と成績関連データ 1:2008年度329名分(高校1年100名、中学2年229名)レポート&ノート点検の評価、生徒指導のための各教科一覧(6名分) 2:過年度に担当していた科目の成績関連データ2000年度〜2007年度1,250件・2008年度在籍の全生徒のクラス番号と氏名1,707名分・卒業生の氏名と住所(2001年度 〜2007年度卒業生)2,378名分・2002年度在籍の本校教職員の氏名、住所、電話番号115名分・その他過去のテスト問題・授業プリント、教諭の個人の諸活動に関わる情報 なお、外部記憶媒体にパスワードは設定していなかったが、成績関連データのファイルの一部にはパスワードを設定したものがあるという。http://www.ritsumei.ac.jp/fkc/news/2008/owabi090212/owabi090212.pdf