フィンランドのF-Secure社は2月12日、同社がSQLインジェクションの被害を受けたと同社ラボスタッフのブログ上で発表した。ブログによると、ここ数日間ルーマニアのグループが複数のセキュリティベンダのWebサイトをターゲットにSQLインジェクション攻撃を実施しており、同社のWebサイトも同日早朝に攻撃を受けたという。 その結果、同社がマルウェアの統計値を収集するためのサーバのひとつに入力を適切処理しないWebページがあり、そのページが攻撃された。しかし、同社の「defense-in-depth」構造によって攻撃は部分的にしか成功せず、攻撃者は公表されている統計値のデータベースを閲覧できたことにとどまり、データベースの改ざんや操作されることはなく、被害は最小限であったとしている。 http://www.f-secure.com/weblog/archives/00001605.html