セコムトラストシステムズ株式会社は、2008年12月30日開催の「第25回カオスコミュニケーション会議」でSSL通信に使用されるMD5アルゴリズムへの衝突攻撃を利用してSSLサーバ証明書の偽造に成功したことが発表されたことについて、同社で提供するSSLサーバ証明書では「MD5」を使用していないため偽造されることはないと発表した。 なお、MD5アルゴリズムへの衝突攻撃によるSSLサーバ証明書の偽造に関しては、マイクロソフトや日本ベリサインでも声明が発表されている。 この攻撃手法では、ブラウザ上であたかも正しい認証局であるかのように振舞う認証局を不正に構築し、そこから不正なSSLサーバ証明書を発行することによりWebサイトの「なりすまし」を試みるという。MD5を使用した証明書の偽造報道について http://www.secomtrust.net/news/2009/0108.html MD5アルゴリズムへの衝突攻撃によるSSLサーバ証明書の偽造に関する報道について http://www.verisign.co.jp/ssl/about/20090106.html 研究機関によるMD5対する衝突攻撃(collision attack)の実現可能性にの実証に関して http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/961509.mspx SCAN DISPATCH :MD5の偽造ルート証明書のゼロデイ攻撃デモに、200台のPS3が活躍 https://www.netsecurity.ne.jp/2_12679.html