トレンドマイクロ株式会社は12月3日、2008年11月のスパムマップ配信国ランキングをブログ上で発表した。ランキングは、1位がアメリカ、2位が中国、3位がブラジル、4位がロシア、5位がトルコと前月より順位が変動している。中国の急上昇が懸念されるが、全体でみた場合、20%以上のスパムメール発信元はアメリカであることに注意すべきとしている。 スパムメールを介した攻撃手法としては、先月に引き続き社会学的に効果の高い手法が採られている。11月前半には、バラク・オバマ(Barack Obama)氏の米大統領当選決定を受け、便乗スパムメール(ウイルス感染サイトへの誘導メール)の流通が確認されている。11月後半には、企業が実施する顧客満足度調査を装い、謝礼をえさに個人情報を騙し取ろうとする手口が報告されている。http://blog.trendmicro.co.jp/archives/2277