株式会社シマンテックは11月21日、データの保管場所や使用場所に関係なく機密データの漏えいを防ぐことのできる統合スイート製品の最新版「Symantec Data Loss Prevention(DLP) version 9.0」を発表した。国内発売は2009年前半の予定。 同製品は、ファイルサーバやデータベースなどのストレージ、社員のノートPCやデスクトップなどのエンドポイント、電子メールやインスタントメッセージ(IM)、Web、FTPなどのネットワークのすべてに渡って個人情報などの機密データを検出・監視し、その外部漏えいを阻止するセキュリティソリューション。最新版9.0では、エンドポイント保護の対象範囲が拡大され、企業ネットワークに接続していない間に従業員がノートパソコンを使って送信する電子メール、Webメール、IMによる情報漏えいについても防止できるように強化されている。また、コピー&ペーストによる貼り付け、電子的な印刷、FAX送信による情報流出も防止できるようになった。 エンドポイントDLPの導入と管理については簡素化され、新しいエンドポイント資産を継続的に検知し、エージェントの導入やエージェントのトラブルシューティングが自動的に行われるように改良された。またスキャンの高速化により、機密情報を含むデータリポジトリをすばやく特定できるようになるなど、データ検知機能も向上している。 http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20081121_02