株式会社矢野経済研究所は11月12日、「情報セキュリティ機器ツール市場に関する調査結果2008」を発表した。この調査は2008年6月から10月にセキュリティ専業ベンダ、システムインテグレーターを対象に実施したもの。調査結果によると、2007年度の情報セキュリティ機器ツール市場は、金額ベースで1,714億4,300万円（前年度比114.8％）と推計している。2008年度は1,995億6,000万円、前年度比116.4％に成長の見込み。2009年度以降は、110％程度で拡大していくものとみられ、2011年度には2,856億4,600万円になると予測している。 また市場は、情報セキュリティ対策が普及している大企業向けソフトウェアのライセンス契約更新や、ソフトウェアやハードウェアのリプレイス需要が主因となり、2009年度以降も毎年110％程度の堅調な成長を維持するとしている。同社では今後の需要開拓に向けた取り組みのキーとして、新技術を用いた新製品のラインナップによる大企業向け追加需要の掘り起こしや、対策が十分に行なわれていない中小企業向けのツール開発を挙げている。 http://www.yano.co.jp/press/press.php/000411
