無条件に安全な量子暗号鍵配信の高速化実験に成功し、世界最高速度を達成(東芝欧州研究所) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.10.17(火)

無条件に安全な量子暗号鍵配信の高速化実験に成功し、世界最高速度を達成(東芝欧州研究所)

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス

 東芝欧州研究所は10月9日、無条件に安全な量子暗号鍵配信の高速化実験に成功し、鍵配信距離20km、100kmにおいて、それぞれ1.02Mbps、10.1kbpsの世界最高速度を達成したと発表した。

 量子暗号鍵配信は、量子力学の原理に基づき通信の両端で無条件に安全な暗号鍵の配信を実現できる最新技術。同研究所では、独自の安定制御機構を実装した「単一方向型」の量子暗号鍵配信システムとデコイ手法を組み合わせることにより、これまでに10kbps(鍵配信距離20km)と世界最高レベルの鍵配信速度を達成していたが、今回は通常の光通信で使用されるAPDを単一光子検知器として利用し、その駆動周波数を従来比で100倍以上高めることにより、鍵配信の大幅な高速化に成功した。

 今回の成果は、これからの量子暗号ネットワークにおいて、複数のユーザー間で実用的な鍵配信速度を実現するための重要な技術となる。今後は、量子暗号ネットワーク実用化に向けて、今回発表した技術をベースに可搬型高速量子暗号鍵配信システムを開発し、ETSI(欧州電気通信標準化機構)での標準化作業に貢献していく。

http://www.toshiba.co.jp/about/press/2008_10/pr_j0901.htm
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

製品・サービス・業界動向 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 次世代FW+Sandbox+SIEM+SOCの管理体制が限界を迎えるとき~三年後を先取りするVectra Networks社製品とは

    次世代FW+Sandbox+SIEM+SOCの管理体制が限界を迎えるとき~三年後を先取りするVectra Networks社製品とは

  2. Raspberry PiにKali linuxをセット、「ホワイトハッカ育成ツール」発売(スペクトラム・テクノロジー)

    Raspberry PiにKali linuxをセット、「ホワイトハッカ育成ツール」発売(スペクトラム・テクノロジー)

  3. 30年度サイバーセキュリティ政府予算730億円、防衛省と厚労省が各45億円超(NISC)

    30年度サイバーセキュリティ政府予算730億円、防衛省と厚労省が各45億円超(NISC)

  4. 自分の利用しているサーバの状況を確認する方法 不正中継確認

  5. ルートゾーンKSKロールオーバーのプロセス開始、DNSパケットサイズに注意(JPRS)

  6. 新アルゴリズムを開発、古い制御システムでもサイバー攻撃対策が可能に(日立)

  7. Apache Strutsの脆弱性リスクの有無を判断できるツールを無料配布(Black Duck Software)

  8. 顔認証システムの現状、顔写真を使った「なりすまし」も3Dデータ照合で防ぐ

  9. ルートゾーンKSKロールオーバーの「新KSKでの署名開始」を延期(JPRS)

  10. マルウェア侵入の検知を高精度化するAI技術を開発、侵入前後の違いを検知(富士通研究所)

全カテゴリランキング

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×