NTTデータ・セキュリティ株式会社は5月21日、世界中でSQLインジェクション攻撃を用いてWebサイトを改竄するワームが発見されたことをうけ、同社の推奨する対策案を発表した。SQLインジェクション・ワームは、現在中国や台湾、香港、シンガポールなどのWebサイトを狙った攻撃へと拡大している。SQLインジェクション攻撃により改竄されたWebサイトにアクセスして別サイトに誘導された場合は中国語の各ソフトやマイクロソフト製品の脆弱性などが利用されることも報告されている。同社は、誘導先サイトへの踏み台にされないよう、「Shadowserver Foundation」に掲載されている誘導先サイトをアクセス制限したり、サーバ上のWebアプリケーションにSQLインジェクションの脆弱性が存在する場合はプログラムを改修することを推奨している。http://www.nttdata-sec.co.jp/column/report20080523.pdf