BSA(ビジネス ソフトウェア アライアンス)は5月14日、全世界および各国・地域における2007年1月〜12月のコンピュータ・ソフトウェアの違法コピー状況を調査した「第5回世界ソフトウェア違法コピー調査」の結果を発表した。この調査は、BSAがIDCに委託したもので、これによると日本における2007年の違法コピー率は前年比2ポイント減の23%と世界で4番目(前年3番目)に低かったものの、同損害額は約17.9億ドル(約2112億円)と世界ワースト9位(前年5位)という結果となっている。 一方、全世界の違法コピー率は、調査対象108ヶ国のうち8ヶ国で上昇したのに対し67ヶ国で低下と、低下した国の数が大きく上回ったが、高違法コピー率国の急激なPC市場の拡大により、全世界の違法コピー率は対前年比3ポイント増の38%、同損害額は21%上昇の約482億ドル(約5兆6876億円)という結果になっている。BSA:2007年度のソフトウェア違法コピー状況を発表http://www.bsa.or.jp/press/release/2008/0514.html