株式会社Kaspersky Labs Japanは5月1日、2008年4月のウイルスTOP20、およびオンラインスキャナTOP20を発表した。メールトラフィック上の悪意あるプログラムの動向は、先月から大幅に変化した。3月のランキングで10ポジション以上も順位を上げて首位に躍り出た「Net-Worm.Win32.Mytob.t」と「Email-Worm.Win32.Mydoom.m」が4月には後退したり、ランキングから外れたりしている。また3月とは異なり、4月のTOP20には新しい悪意あるプログラムも登場している。トップ20の上位には、「Email-Worm.Win32.NetSky.q」「Email-Worm.Win32.NetSky.d」「Email-Worm.Win32.NetSky.y」がランクインした。オンラインスキャナでは、ようやく変化が見られたとしている。2ヶ月の間首位の座にあったアドウェアの「Virtumonde」はポジションをひとつ落とし、TOP3に入っていた他の2つのプログラムもそれぞれ順位を下げている。4月のランキングで注目されるのは、2007年末に第3位になったのち2008年の初めに第5〜7位まで後退していた古参のワーム「Brontok.q」が首位の座を獲得したこととしている。トップ20の上位には、「Email-Worm.Win32.Brontok.q」「not-a-virus:AdWare.Win32.Virtumonde.gen」「not-a-virus:PSWTool.Win32.RAS.a」がランクインしている。http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207578663http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207578664