株式会社Kaspersky Labs Japanは3月2日、2008年2月のウイルスTOP20、およびオンラインスキャナTOP20を発表した。ウイルスは、ランキングには表れないものの、ダウンロード系トロイの木馬「Diehard」が引き続き勢力を保っている。1月のランキングでは「Diehard」の亜種が4種類入っていたのに対して、2月は新しい亜種が第12位にランクインしているだけだが、これで危険が去ったわけではないとしている。トップ20の上位には、「Email-Worm.Win32.NetSky.q」「Email-Worm.Win32.Bagle.gt」「Email-Worm.Win32.Nyxem.e」がランクインした。オンラインスキャナでは、アドウェアが久しぶりにランキングに戻ってきた。「Virtumonde.gen」というファミリーが首位になっている。分析の結果、過去数ヶ月の間に伏線として、コンピュータにこのアドウェアをインストールするトロイの木馬系ダウンローダがいくつか観測されていたが、1月と2月にはこれらのダウンローダがメール内でも見られた。これは、これまでになかった現象であるとしている。トップ20の上位には、「not-a-virus:AdWare.Win32.Virtumonde.gen」「Email-Worm.Win32.Bagle.of」「Trojan.Win32.Dialer.yz」がランクインしている。http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207578650http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207578651