独G DATA Software AGは2月4日、セキュリティソフトのテスト標準化を目指す団体「AMTSO」(Anti-Malware Testing Standards Organization)に参加した。 AMTSOは、マルウェアの多様化が進行し、各製品の現状に即した比較検証が困難となる中、ベンダーとテスト機関の両者が共同でテストの手順や項目などの標準化を目指し発足された団体。 ジーデータ・ウイルスラボ所長のラルフ・ベンツミュラーは「劇的に変化し、新たな脅威が生じるマルウェアの世界で、セキュリティソフトのテストの評価基準はほとんど変化がなく、マルウェアの活動とテスト内容との間には、ギャップが生じていた。AMTSOが提供しようとしている、PCセキュリティ業界とテスト機関の両専門家による協力体制は、両者のギャップを中立にするような橋を架けることができる」と述べている。 G DATAは今後、AMTSOへの参加を機に、業界全体の質の向上、製品を使用するユーザーの安心したネット利用環境づくりに励むと発表した。【関連リンク】G DATA Software株式会社プレスリリース http://gdata.co.jp/press/archives/2008/02/amtsog_data.htm AMTSO(Anti-Malware Testing Standards Organization) http://www.amtso.org/