有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月15日、2007年10月1日から12月31日までの活動概要を発表した。活動概要では、トピックスとして「ソフトウェア等の脆弱性問題の最先端動向を討議する脆弱性研究者ミーティングを開催」「Internet Governance Forumにおけるセキュリティワークショップで、情報セキュリティ対応機能構築のための国際協力の課題を明らかに」「アジア太平洋における12の経済地域CSIRTチームが合同でインシデント対応ドリルを実施」など6点を挙げている。情報提供活動では、該当期間に注意喚起5件、JPCERT/CCレポート13件、インシデント報告受付650件、インシデント報告より派生した通知連絡622件を行っている。また、JVNにおいて公開した脆弱性情報および対応状況は48件で、そのほとんどがクロスサイトスクリプティングの脆弱性が占めた。活動概要ではこのほか、ISDASシステムによって収集された情報の紹介などが掲載されている。http://www.jpcert.or.jp/pr/2008/pr080001.pdf