株式会社ディアイティ(dit)は12月13日、フォレンジックソリューションの一環として、PC上の情報ファイルを管理するツール「FileChaser(ファイルチェーサ)」と、P2Pネットワーク上に流出したファイルを追跡するツール「P2PChaser(P2Pチェーサ)」2製品を開発し、2008年1月より販売開始すると発表した。FileChaserは、協力会社のスタッフや従業員が使用するPC内の記録媒体を検索し、管理者が機密情報として設定した関連ファイルが存在するかどうかを調査し、報告書作成を支援する検査ツール。一般的な文書ファイル形式だけでなく、圧縮ファイル内の文書も検索可能で、メールコンテンツやその添付ファイル、プログラムソースファイル、ヘッダファイルにも対応している。また、プロジェクト終了ごとに本ツールを利用しデータの消去を確認するなど、データ保管に関する規定にあわせた運用・設定が可能。P2PChaserは、P2Pネットワーク上に流出したファイル及び、その亜種ファイルを高速処理能力で追跡し、その結果を報告書として作成するツール。P2Pネットワーク上のファイルに対してキーワード検索(AND、OR条件可能)をかけ、関連ファイルの収集が行えるほか、ファイルを所持しているP2Pノードの情報表示も可能。本ツールは、中継ノード機能やキャッシュフォルダ機能を持たないため、P2PChaser搭載システムからの情報流出はありえず、安全に原因究明や流出の事実確認などが行える。対応プロトコルはWinny2(他プロトコルも対応予定)。価格はユーザー数、導入形態により変わるが、FileChaserが1,029,000円〜、P2PChaserが初期費用210,000円、525,000円(1ヶ月ライセンス)〜。http://www.dit.co.jp/news/news2007/2007_1213.html