同社によると、11月には、アップルのMac OS Xを狙った不正プログラムとしてこれまで確認されてきたものは攻撃可能性を実証する目的のコンセプトウイルスばかりであったが、小規模ながら初めて実害を及ぼす目的で作成された「OSX_DNSCHAN.A」が確認された。この不正プログラムは複数のアダルトサイトで、Mac 環境で動画再生に必要なコーデックと偽って配布されていた。さらに、これらのサイトは Windows OSからアクセスした場合にはWindows OS向けの不正プログラム「TROJ_ZLOB(ゼットロブ)」がダウンロードされるマルチOS対応の不正サイトになっていた。