メッセージラボ ジャパン株式会社は11月29日、セキュリティ分野におけるインテリジェンス、規模、攻撃の増加を予測した、2008年度セキュリティレポートを発表した。レポートによると、2007年はアマチュアに影響を及ぼすような大物犯罪者の参入が脅威分野に見られた。世界最大規模のボットネットのひとつであるStormWormを実行したのは、経験豊富なプロの集団であり、2008年には、この集団自身の活動はもとより、これに刺激されて参入する者の突飛な行動により、さらに大きな影響が出るとメッセージラボでは予測している。同社ではこのほか、電子犯罪ツールの利用が容易となり、市場の成熟と開放が進むことによる「闇経済の拡大」、動画ファイルフォーマットを利用したサイバー詐欺犯罪が増加する「多彩化するフォーマット」、より洗練された「ターゲットを絞った攻撃」、IMがスパマーのターゲットとなる「SplMming」、「ウイルス戦術を採用するスパマー」などを挙げている。http://jp.messagelabs.com/