株式会社ラックは11月22日、同社が収集した脆弱性に関する情報をまとめた「SNSDB Advisory Report」の2007年7月〜9月版を同社サイトで公開した。本書は、セキュリティレベルを保つための最新の日本語脆弱性情報やセキュリティパッチ情報などを提供している同社の脆弱性情報データベース「SNSDB」を元に、四半期毎の脆弱性情報を統計的にまとめたもので、今回は2007年7月〜9月に発行した131件のSNSDBアドバイザリについて集計・分析した。今回のレポートでは、第三者に悪用される危険性が特に高いと考えられる12件の脆弱性をピックアップ。Flashプレイヤーの深刻な脆弱性、FirefoxのURLプロトコルハンドラやQuickTime上の問題などをリスクレベル5(High)として解説している。また、プロダクト別、リスクレベル別の件数、攻撃方法などの統計情報も掲載。HighとMedium Highが全体の約46%占める今期の実態などをグラフとともに紹介している。http://www.lac.co.jp/business/sns/intelligence/snsdb_advisory.html