日本エフ・セキュア株式会社は11月21日、エフ・セキュア社が、銀行サイトを標的としてオンラインバンキングの利用者から個人情報を不正に奪う攻撃が増えていると警告していると発表した。この攻撃では「Man in the Browser」と呼ばれる新世代の不正コードが使用されてい
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日本エフ・セキュア株式会社は11月21日、エフ・セキュア社が、銀行サイトを標的としてオンラインバンキングの利用者から個人情報を不正に奪う攻撃が増えていると警告していると発表した。この攻撃では「Man in the Browser」と呼ばれる新世代の不正コードが使用されている。具体的には、Webブラウザを使用するユーザと銀行が保有するサーバとの間に入り、その間でデータを盗む手口。
「Man in the Browser」は、感染PCによりオンラインバンキングのサイトにアクセスすることで起動する。WebブラウザのHTMLコードを傍受し、ユーザが正規の銀行サイトのWebページに入力したログイン情報(ユーザ名とパスワード)を盗む。個人情報はFTPサイトに直接転送され、攻撃者のPCに保存される。その後、攻撃者はサイバー犯罪グループ間で最高値を付けた者にその情報を売却する。エフ・セキュアでは、「Man in the Browser」は「フィッシング」などのように大量に配布されないため、パターンファイルによって不正コードを駆除するセキュリティ製品では「Man in the Browser」を見抜くことは困難であるとしている。
日本エフ・セキュア:エフ・セキュア社、「Man in the Browser」による攻撃に警告 http://www.f-secure.co.jp/news/200711211/
《ScanNetSecurity》