株式会社Kaspersky Labs Japanは、2007年10月のウイルス、オンラインスキャナのTOP20を発表した。ウイルスの上位は、 1位「Email-Worm.Win32.NetSky.q」(20.11%) 2位「Trojan-Spy.HTML.Fraud.ay」(10.83%) 3位「Email-Worm.Win32.NetSky.aa」(9.07%)となった。10月末にはマスメールが2度にわたって配信されるという事態が発生した。今回のマスメールはここ数ヶ月において例をみない規模で配信され、特にロシアのインターネット上で顕著な結果となった。これにより、フィッシング攻撃を行う「Fraud.ay」が第2位にランクインした。オンラインスキャナの上位は、 1位「Packed.Win32.NSAnti.r」(2.27%) 2位「Trojan.Win32.Dialer.qn」(2.12%) 3位が「Email-Worm.Win32.Brontok.q」(1.99%)となった。10月のオンラインスキャナのランキングは、以前には見られなかった安定性を示している。悪意あるプログラムのうち、3つが先月と同じポジションをキープしている。他の悪意あるプログラムのほとんどもわずかに変動しただけで、新たにランクインしたものは、わずか5つのみとなっている。これは変動の激しいランキング史上、初めてと言っていいほどに低い数字であった。 http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207578616 http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207578615