京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)は10月23日、統合型検疫アプライアンス「Lockdown Enforcer」の機能を強化し、新たにDHCP制御方式に対応したと発表した。同日より提供を開始している。同社では、特定ベンダのネットワーク機器に依存することなく、既存のネットワーク資源をそのまま利用した高度なポリシーエンフォースメントを実現するNAC方式の統合型検疫アプライアンス「Lockdown Enforcer」を提供してきたが、従来の方式では、日本のオフィスで多く見られるスイッチ配下にノンインテリジェントハブを設置し複数のデバイスを接続するような環境に対応することは困難であった。今回、「Lockdown Enforcer」が既存のVLAN方式に加え、新たにDHCP制御方式に対応したことにより、このようなデバイスも個別に制御可能となり、日本固有の複雑なネットワーク環境にも柔軟に対応できるようになった。また、既存のDHCPサーバと連携するだけでNACを実現できるため、設定変更などの導入負荷を大幅に軽減することが可能となっている。http://www.kccs.co.jp/press/release/071023.html