米IBMは9月20日、2007年前半のセキュリティー統計レポートを発表した。レポートによると、マルウェアの増加と悪質化、エクスプロイト・リーシングの増加、および発見された脆弱性の数が2006年前半に比べて減少していることなどが明らかになっている。発見された脆弱性数の減少とは対照的に、今年前半、IBM Internet Security Systems(ISS)のX-ForceR 研究開発チームは210,000以上の新しいマルウェア・サンプルを検知・分析した。これはすでに2006年通年で発見されたマルウェア・サンプルの数を上回っている。
またレポートでは、「エクスプロイトをサービスとして提供する(exploits as a service)」産業が2007年も引き続き成長していることを明らかにした。2006年のX-Forceレポートでは、組織だったエクスプロイト開発集団がアンダーグラウンドでエクスプロイト・コードを購入し、海賊版作成を阻止するために暗号化し、スパム配信者に高値で売却していると述べている。このほか、過去2年間、脆弱性研究者により「Fuzzing」の使用が増加したため、より容易に発見できる脆弱性の多くが明らかになったことや、ソフトウェアおよびテクノロジー・ベンダーがより安全なソフトウェア開発サイクルを採用し、一般的なコーディングの間違いとバグが減少していることなどが述べられている。