IDC Japan株式会社は8月1日、2007年第1四半期の実績調査をもとに、シンクライアント端末出荷数および関連ソリューション市場の動向について分析を行い、その結果を発表した。シンクライアントは、セキュリティ、コンプライアンス対策、TCO削減、環境対策、事業継続性/災害復旧対策(BC/DR: Business Continuity/Disaster Recovery)、情報システム管理の効率化といった経営課題に対するシステムソリューションとして注目されている。シンクライアント端末の出荷は、2006年の実績値で約8万4,000台、2011年には50万台超になり、2006年〜2011年の出荷台数における年間平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)は43.1%、関連コンポーネント、サービスを含めたシンクライアントソリューション市場規模は、2011年に約1,300億円に達するとIDCでは予測してる。同社では、セキュリティ対策などの課題解決策としてシンクライアントは有効であり、今後、市場は拡大していく。シンクライアント関連ベンダは、次世代のITインフラとしてシンクライアントソリューションの提案を行っていくべきであるとしている。http://www.idcjapan.co.jp/