トレンドマイクロ株式会社は7月6日、2007年度上半期および6月のウイルス感染被害マンスリーレポートを発表した。発表によると、6月のウイルス感染被害の総報告数は、4,799件と先月(5,145件)に続き、3ヶ月連続での減少となった。1位は「JAVA_BYTEVER」が前月の4位から上がり、2位には前月3位の「ADWARE_BHO_MYSEARCH」、3ヶ月連続で1位となっていた「BKDR_AGENT」は3位となっている。今月はイタリアをはじめ、ヨーロッパ地域において大規模なWeb経由の攻撃が確認されており、正規のサイトを改竄し、Internet Explorer のセキュリティホールを攻撃する不正サイトに誘導され、最終的には複数の不正プログラムやスパイウェアが侵入してしまうという手口が目立った。