東芝情報システム株式会社は5月18日、無線LANのセキュリティ設定を簡素化するための組み込み機器向け実装キット「NetNucleus WPS」の販売を6月より開始すると発表した。同製品は、無線LANのセキュリティ標準であるWPAやIEEE802.11i(WPA2)のセキュリティ設定を簡単に行えるようにする標準規格「WPS(Wi-Fi Protected Setup)」に準拠した組込み機器向けの実装キット。特定のID(4〜8桁の数字)を入力すれば設定が完了するPIN方式と、設定時にボタンを押すだけで設定が完了するPBC方式の両方に対応。OS、暗号ライブラリについては、それぞれインターフェースが用意されており、実装のためのサンプルアプリケーションやドライバのサンプルソースも準備されているため、容易・短期間での実装が可能。暗号ライブラリには、RSAセキュリティのRSA BSAFEを利用している。対応OSはEmbedded Linux、μITRON。デジタル家電、携帯電話機、ゲーム機などへの搭載を目指している。http://www.tjsys.co.jp/NEWS/solution/20070518.html