IPA/ISEC(独立行政法人 情報処理推進機構 セキュリティセンター)は5月2日、2007年4月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表した。発表によると、2007年4月のコンピュータウイルス検出数は約62万個で、3月の約66万個から5.4%の減少となった。また、ウイルスの届出件数は3,199件で、3月の2,933件から9.1%増加した。検出されたウイルスの上位は、1位が「W32/Netsky」(約46万個)、2位が「W32/Looked」(約6万個)、3位が「W32/Sality」(約2万個)となった。コンピュータ不正アクセス届出状況では、2007年4月の届出件数は15件であり、このうち実際に被害を受けたのは12件であった。また、不正アクセスに関連した相談件数は31件で、このうち20件が被害を受けている。また、4月の相談総件数は827件で、このうち「ワンクリック不正請求」に関する相談が205件(3月は316件)となっている。その他は「セキュリティ対策ソフトの押し売り」行為に関する相談が17件(1月は23件)、Winnyに関連する相談が7件(3月は5件)などとなっている。http://www.ipa.go.jp/security/txt/2007/05outline.html