独立行政法人理化学研究所は9月13日、NTTデータ社員の個人PCがウイルスに感染し、Winnyネットワーク上に情報が流出したことが判明したとの連絡を9月11日に受けたと発表した。流出した情報は合計111ファイルで、14名分の共同研究者の自宅住所、自宅電話番号などを含む個人情報が11ファイル、開発中のプログラムおよびそのシステム構成に関する情報、患者144名分の疾患関連SNP集計データ、特定集団のSNP相関解析データの業務情報が100ファイルだという。なお、遺伝子多型研究センターでは個人を特定する情報と遺伝子情報がつながることがないよう匿名化し、直接個人を特定できないような仕組みを構築しており、個人名などが直接明記されている訳ではないとしている。理化学研究所:NTTデータによる情報の流出についてhttp://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2006/060913/index.html