メディアエクスチェンジ株式会社は8月8日、インターネット上で複数のサーバが保有する情報を一元管理し、多様な認証サービスを共有可能にする「識別子認証システム」の技術を開発したと発表した。本システムは、複数の識別子をインターネット上で管理し、問合せに答えるサーバを運用することで、利用者がひとつの識別子によってあらゆる認証サービスを享受できるようにするもの。認証にはID番号やICカード、生体認証といったさまざまな手段を使用できる。サービスの応用事例として、ICタグなどからの身元認証など1つの識別子に対応する情報の特定(レベル1)、企業における訪問者管理など、識別子と認証に必要な情報開示レベルの掛け合わせによる情報の特定(レベル2)、さらに複数の識別情報の掛け合わせによる情報の特定(レベル3)を想定している。この技術を利用することで、P2Pファイル共有環境下でも必要な情報を必要な人にだけ安全に開示するシステムを構築できる。さらに同社のRipGateメールサーバのオプション機能として利用することも予定しており、これによってより強固かつ細かな認証レベルを設定した情報管理を実現できるとしている。https://www.mex.ad.jp/news/2006_0808.htm