KDDI株式会社は8月2日、顧客情報流出の再発防止に向けた情報セキュリティ強化対策を発表した。これは6月13日に報道発表した、DIONの顧客情報流出の事実を厳粛かつ重大に受け止め、全社的な情報セキュリティの再点検を実施したことによるもので、再点検を踏まえた上での再発防止策となる。「情報流出およびデータ抽出防止」「証跡確保」「情報セキュリティ対策の有効性測定、客観性確保」「同社社員および業務委託先等社員に対する教育の徹底」の4つの観点から再点検を行い、対策を行う。物理的対策としては、高セキュリティエリアに加え、一部特別作業を行う執務室において監視カメラおよび生体認証による入退室管理を行う。また、全国の事業所においても、監視カメラおよびICカードによる入退室管理を実施し、カメラの映像と入退室ログを永年保存する。このほか、技術的セキュリティ対策、管理的、人的セキュリティ対策を今年度内、中長期的に分け実施していくとしている。http://www.kddi.com/corporate/news_release/2006/0802/besshi.html