変化するセキュリティ環境や、クラッキングの手法等に関して説明会を実施(ISS) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

変化するセキュリティ環境や、クラッキングの手法等に関して説明会を実施(ISS)

インターネット セキュリティ システムズ株式会社(ISS)は7月14日、セキュリティ環境の新しい動向に関し、米国から技術担当ディレクターを招きメディア向け説明会を行った。

製品・サービス・業界動向 業界動向
インターネット セキュリティ システムズ株式会社(ISS)は7月14日、セキュリティ環境の新しい動向に関し、米国から技術担当ディレクターを招きメディア向け説明会を行った。

米ISS社ダニエル・インゲバルドソン氏は、クラッカー達は、経済的見返りを目的とし、エンドユーザーやWebアプリケーションへの攻撃など、攻撃対象の特定化を進めていると語ったうえで、特定のWebアプリケーションサーバが生成する拡張子と、オンラインショッピングで販売されやすい商品名称をのふたつキーワードにして、Googleで「allinurl検索」を実施し、クラッカーが攻撃が容易なターゲットを特定していく手法などをデモンストレーションした。

通信市場を担当する同社クラランス・モレイ氏は、1990年当時世界のパソコン端末1.5億台に対し10種存在していたウイルスが、2005年になって端末が9億台に増え、ウイルスが15万種に増えたことを根拠として、当初からネットに接続されている、ブラウザ搭載の携帯電話(現在150種のウイルスが存在)は、PCの比ではない脅威にさらされる可能性があると説明。携帯電話のストレージ容量の巨大化や、高速化、通信形態の選択幅増大などの、高品質化が進めば進むほど、攻撃も巨大化し高品質化し、脅威はRFIDや自動販売機等にも及ぶことを示唆した。

ヨーロッパの通信事業者の委託で同社が行った試算によれば、2,500万名の加入者を持つ通信事業者が大規模な攻撃を受けた場合、サポート費用・加入者のサービス乗り換え等であわせて1億ドルのコストがかかることが推定されたという。こういった脅威への対策として同社は、端末だけでなくインフラとあわせた防御が不可欠であると述べた。

http://www.isskk.co.jp/
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×