富士通デバイスは3月22日、機器への組み込みが可能なデータ圧縮暗号ソフトウェア「RELC Security Package」を開発したと発表した。これは、圧縮と暗号機能をマイコン環境で動作可能なオブジェクトプログラムとして提供するもので、圧縮技術は富士通研究所が開発したロスレス方式を、暗号技術には米国政府標準であるAESを採用している。圧縮後に暗号化するため、暗号化するデータ量が少なくて済むほか、データの配布や保管の際には、容量の節約と秘匿性を持たせることが可能で、フリーソフトZLIBと比較して約2倍の高速復元を実現している。また同社は複数ファイルをひとつにまとめるアーカイバ「Arcmanager」も用意している。 http://jp.fujitsu.com/group/fdi/release/20060322-1.html