SSHコミュニケーションズ・セキュリティ社は12月5日、「SSH Tectia」と「OpenSSH」の相互運用性を改善する新機能を発表した。同2製品は、SSH社が開発し、IETFが標準化したSecure Shellバージョン2プロトコル仕様に準拠しているが、OpenSSHはSCP実装において、旧バージョンであるSecure Shellバージョン1を使用している。このため今回、SSH Tectia ClientおよびServerにOpenSSH SCPとの互換モードを組み込んだほか、SSH Tectia製品の新バージョンでは、OpenSSH公開鍵ファイル形式もサポートする予定だ。これによりマニュアルで鍵変換を行う必要がなくなるため、OpenSSH 実装からSSH Tectia ソリューションへの移行過程にある企業などは、データの移行・変換作業などがシームレスに行えるようになる。 http://www.jp.ssh.com/company/newsroom/article/689/