日本ヒューレット・パッカード株式会社は11月24日、「HP Protect Tools」の仕組みをデスクトップPC、ワークステーションでも提供を開始すると発表した。これは、スマートカード(ICカード)リーダ機能を備えたキーボード「USB 日本語版スマートカードキーボード」を同日より受注開始したことを受けたもの。HP Protect Toolsは、従来ノートPCで提供されていた、複数のセキュリティツールをひとつのインタフェース上で簡単に設定できるセキュリティ・アプリケーションの集合体。 HP Protect Toolsを動かす「HP Protect Tools セキュリティマネージャ」は、今回発表されたスマートカードキーボードのようなスマートカードの利用や、電源投入時の認証設定、USBなど各ポートの無効化やBIOS設定など、PCへの不正アクセス防止対策となる各種のセキュリティツールを、ひとつの画面で一括して管理、設定を行うコンソールの役目を果たす。 セキュリティを強化しながらも設定、管理が簡単にできるため、管理コストや手間を軽減できる。また、同社のデスクトップPC、ノートPC、およびワークステーションのどれでも同じツールが利用できるようになるので、ユーザへのセキュリティツール利用方法のインストラクションなども容易に行うことが可能となる。 http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-011.html