日本ヒューレット・パッカード株式会社は11月17日、「個人情報保護法対策の進展調査」を実施、結果を発表した。発表によると、個人情報保護法に対し、「対策を実施していない」大企業は9.9%であるのに対し、中小・中堅企業は50.6%であった。また、ITセキュリティに関して、「対策を実施している」大企業が75.2%であったのに対し、中小・中堅企業は41.7%と、現状の対応に大きな差が出ていることが明らかになった。また、「個人情報保護法対策の課題」として、ノウハウ不足と答えた中小・中堅企業が51.8%と大企業の35.5%よりも多く、「最初の進め方がわからない」と答えた中小・中堅企業は14.6%と、大企業の2.5%を大幅に上回る結果となった。個人情報保護法に関しての知識面での差があることからも、多くの中小・中堅企業は具体的な対応策をどうすればいいのかという、初歩的な部分で苦慮していることがうかがわれる。日本HP:「個人情報保護法対策の進展調査」詳細http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/pdfs/fy06-006.pdf