株式会社シマンテックは11月8日、マイクロソフト社が発表した1件のセキュリティアップデートについて、シマンテックセキュリティレスポンスがこの脆弱性が深刻であることを確認したと発表した。今回発表された「Graphics Rendering Engineの脆弱性 (MS05-053)」は、悪用されるとコンピュータに完全に侵入される可能性がある。攻撃は、Webサイト上にある悪意のあるファイルや、Microsoft Officeに埋め込まれたファイル、またHTML形式のeメールに添付されたファイルを通じて行われる可能性がある。この脆弱性に対し、企業ユーザにはパッチの適用や最適なセキュリティソリューションを利用したセキュリティベストプラクティスの実行、プロアクティブな行動、データの保護とバックアップ、メールやWebサイトの閲覧を慎重に行うことなどを推奨している。 http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/security/content/15352.html