金融庁は、同庁が実施した個人情報管理態勢の一斉調査の結果を発表した。この調査は、本年4月の個人情報保護法の施行に伴い、銀行、保険会社、証券会社といった金融機関に対して個人情報の管理体制について一斉点検を行ったもの。調査結果によると、287の金融機関で、合計678万件の顧客情報を紛失していることが判明した。調査対象となった金融機関は1,069だったため、全体の26.8%で個人情報の紛失が発生したことになる。なお、誤って情報を廃棄したケースがほとんどを占めるため、個人情報の流出や二次被害の可能性は低いとしている。金融庁 http://www.fsa.go.jp/