株式会社IPイノベーションズは7月14日、株式会社ネットコンピュータ研究所が開発した、画像を利用するワンタイムパスワード技術を8月1日より販売すると発表した。本技術は、パスワードの代わりに画像でキーを覚え、さらにそのキーの画像が発生する数値などをワンタイムパスワードとして利用するもの。数字や文字の代わりに画像を「キー」とすることで、従来のパスワードと比べて幼年から高齢者まで、広く受け入れられる可能性が高いとしている。。また、新たなハードウェアを追加することなく、アプリケーションの変更だけで暗号強度を向上させることが可能であるため、ATMやビルの入退館、携帯電話のセキュリティ、ネット上での取引時の認証など幅広く応用できる。なお、この技術はすでに日本国内だけでなく、海外でも特許を申請している。同社ではこの技術の基本アルゴリズムを、企業向けセキュリティシステムへ組み込んで販売していく。http://www.ipii.co.jp/