大日本印刷株式会社は、ICカードとICタグを使って企業内の重要文書を管理するシステムを開発したと発表した。本システムは、文書ファイルに貼付されたICタグラベルと、社員が所持するICカードを使い、企業内において、印刷された状態で保管されている紙の重要文書や磁気テープ等を管理するもの。重要文書を保管する特定の部屋に、ICカード用ゲートシステムとICタグ用ゲートシステムを設置することで、勝手な持ち出しや紛失を防ぎ、どの社員が利用したかを記録・管理することが可能。また、企業連合のSSFC(Shared Security Formats Cooperation)が策定するICカード共通フォーマットに対応しているため、社員証として導入したICカードをそのまま文書管理用カードとして併用したり、さらに、SSFC参加企業から販売されるゲートシステム、監視カメラ、各種オフィス機器、什器を組み合わせて、より先進的なセキュリティシステムを構築することが可能。発売は12月の予定。価格は最小構成で12,000,000円〜。http://www.dnp.co.jp/jis/news/2005/050701.html